絶好調なGoogleのビジネスモデル
インターネットの検索エンジンを利用した経験のあるユーザーであれば、Googleという会社名を聞いたことのある人も多いことと思われます。
Googleは、検索エンジンを開発・提供している会社です。
サーチエンジン業界では巨大なシェアを占めています。
Googleは、1998年9月に創業。
起業してからというもの、非常に好調なビジネス活動を展開しています。
例えば、2011年1月20日に発表されたデーターをチェックすると、ディスプレイやモバイルを対象とした広告が良好な成果を記録。
売上、純利益ともに、予想を大きく上回って過去最高になったのです。
Googleビジネスが成功する理由
Googleの検索エンジンで、任意のキーワードを設定、検索を掛けると、さまざまな広告が掲載されているのをご覧になった人は多いことでしょう。
「検索連動型広告」と呼ばれるものですが、Googleの得る収益のほとんどが、この検索連動型広告によって占められていると言われています。
広告を提供する際には、行動ターゲティングと呼ばれる手法が用いられています。
例えば、「中古車」というキーワードが検索窓に入力されていれば、中古車に興味、関心のあるユーザーであることが推測されるため、関連性の高い広告を提供することとなります。
広告がクリックされると、Googleは、広告主から報酬を得ることができるのです。
つまり、掲載したこと自体に費用を払うのではなく、ユーザーのアクションによって広告費が発生するのです。
1クリック自体は大した額ではありません。
しかし、すべてを合算すると膨大なクリック・金額となり、現時点におけるGoogleの順調な経営状態を支えているという訳です。
多額の収益が得られることが分かっていれば、Googleの真似をして、利益を上げようとする他の会社が出てきてもおかしくはないと思われる方も少なくないでしょう。
さまざまな会社が検索エンジンを作り、広告収入を目指していますが、思った通りの成果が上がっていないのもまた事実です。
検索エンジンのTOPを走り続けている
Googleはインターネットの世界でトップランナーとして走り続けています。
他の追随を許さないと言っても過言ではありません。
有名なところでは、Microsoft社によって提供されている、bingという検索エンジンがあります。
しかし、SEO(検索エンジン最適化)を実践するための能力において、MicrosoftはGoogleに及ばず、この業界で多くのシェアを占めるには至っていないのが実情です。
検索エンジンで広告収入を得るのは単純なビジネスモデルに見えて、具体的なアルゴリズムは同社ならではということです。
広告媒体として唯一無二とも言えるオリジナリティを持っているGoogleは、今後もインターネットの中心として普及し続けると思います。
したがって、新たに検索エンジンを作って広告掲載ビジネスに参入するというモデルを流用するのは現実的ではありませんが、クリック広告による収入という考えを用いてインターネット広告を展開する方法は隆盛を極めるのではないかと考えられます。
SEOに関する知識がある場合、ぜひともチャレンジしてみてはいかがでしょうか。