霊感商法

ホーンテッドマンション

昔から無くならない霊感商法

悪質な手口として昔から無くならないのが霊感商法です。
主に老人などをターゲットとして行われるのが多いと言われています。

詐欺を働く人間は、まるで超能力者や霊能力者のように装うのが手の一つです。
ちょっとしたトリックで見た人を騙し、まんまと詐欺へとはめるため注意しなければいけません。

言葉巧みであれば余計な道具も必要なく、誰でも行えるため昔から減らない詐欺の手法です。
被害届を出しても証拠集めなどで立件までに時間がかかり、相手が逃げてしまうパターンも少なくありません。

自宅に悪霊が付いている、という手口

典型的な霊感商法としては自宅に悪霊が付いている、という手口があります。
「この部屋には何か悪い霊が取り付いている」「除霊をするからお布施をしなさい」と言いくるめられ、多額の費用を被ることも少なくないでしょう。

玄関に入ってくるや否や、悪霊の話をする詐欺師も多いとされています。
あらかじめ悪さをするために下調べをしているケースが考えられるため、その後の空き巣被害にも気をつけるようにしましょう。

悪霊という言い方以外にも、「先祖が怒っている」と不安を煽る場合も挙げられます。
これらは全くの嘘であるため、真に受けないことが大切です。

壷や置物に難癖をつける手口

自宅にある壷や置物に難癖をつける手口も多いとされています。
「この品物は呪われている」「除霊をするから渡しなさい」というのが定番です。

もちろん悪霊などは付いておらず、詐欺師の目的はその品物を横取りすることだと言われています。
相手の話に耳を傾けず、頑なに断り続けることが大切だと言えるでしょう。

逆のパターンとして、壷や置物を売りつけてくるケースも少なくありません。
購入すればラッキーになれる、といった甘い言葉で誘ってくるため注意しましょう。

目に見えないものだから不安をあおる事も

霊というのは目に見えないものだからこそ、不安をあおるきっかけになると言われています。
霊感商法はそういった人間の心理を巧みに操った手口となっています。

詐欺師はあらかじめターゲットをリスト化してチェックをしています。
リストには過去に詐欺の被害にあった人や、債務整理・自己破産をしたなど、お金に困った人などが書かれています。

こういった情報はどんな詐欺の手口でも悪用されるため、非常に怖いものだと言えます。
同じような電話やセールスが来たら、情報流出の可能性も考えられるでしょう。

一日の間に何件も同様のセールスがあった場合には、消費者センターや弁護士など、情報流出についての相談をしておくと、より詐欺の被害が減ると言えます。
面倒だと思わず、重い腰を挙げながら行動に移すことが大切です。