自動車業界の景気が日本の景気を左右する?
自動車を作ることを考え見ると、様々な人がかかわり、様々な業種がかかわっていることに気がつきます。
車一つ作るためには、素材のメーカーがいて塗料のメーカーがいて、販売、サービスする業者がいる、また車を販売する際には金融業者も関係してきます。
保険も関係してきますし、ETCシステムが出来たことでクレジットカード会社にも関連性があり、自動車業界は日本の産業に大きく影響しているということがわかるのです。
つまり自動車業界が繁栄すればもちろん日本の経済にも関係するということです。
企業数は少ない、事業規模が大きい
自動車業界の特徴としては企業の数が少ない、しかしその企業の事業規模が大きいという特徴があります。
サプライヤーを考えると特定の事業についてメーカーと比較すると小さく、また会社数も少なくなっていて、事業について専門性を持っています。
メーカーは部品供給をたくさんのサプライヤーから受けて、その中で自動車を組み立てていくという仕事が一般的です。
ここに最近、サプライヤーが研究し開発した商品やシステムを複数メーカーが利用するという特殊性も出てきています。
大きなサプライヤーも出てきてグローバル展開の事業を行うようになってきているので、以前とは違うメーカーとサプライヤーの構造となっていると考えることも出来るのです。
現在の自動車業界、その業界環境とは
金融危機の際、急激に落ち込んだアメリカの市場が好景気にのって回復傾向となっている、また近年、大幅な伸びを見せていた中国市場はかげりがある、という状態です。
この先はインド、東南アジアなどの先進国が自動車の市場をけん引すると見られている状況で、日本の自動車業界もこうしたことを踏まえて業務展開をしなければなりません。
全般的に見ると販売比率としては海外に高さが見られるため、自動車業界は為替相場の影響を色濃く受ける業界です。
また法令についても遵守しなければならず、昨今は部ラグ印ハイブリッド車などのエコカーの開発が各社急速に進んでいます。
自動車産業の特徴として、広範な関連産業によって成り立ち総合産業というべき産業であること、また日本における基幹産業となっていること、更に各国家において戦略的産業となるため、自動車業界はこの先もずっと事業を発展させていく義務があるといってもいいくらい、日本にとって重要性の高い産業です。
この先は更に地球環境にそった開発、研究が求められると思いますし、海外に更に目を向けた事業展開も必要になっていくと考えられます。
多くの従業員が存在し、また多くの企業が関連している自動車業界です。
より向上していくことが日本を元気にすることにつながるでしょう。