ヒューマニウムは違法な銃から作られる新種の金属
世界各国でレアメタルが話題になっていますが、近頃話題になっている金属に「ヒューマニウム」があります。
ヒューマニウムは新種の金属であり話題になっているのはその原料です。
ヒューマニウムは違法な銃を回収してそれをリサイクルして作られる金属ということで注目を集めています。
世界で利用される違法な銃への問題提起につながる「違法な銃」の再利用は、銃に関わる多くの犯罪などについて問題提起することにもなるでしょう。
どんな風に作られどのように利用されるのか、ヒューマニウムへの知識を
日本でも銃が使用された事件がありますが、世界と比較するとその数は圧倒的に少ないです。
銃の利用が許可されている国もあり、世界には数億丁という銃が存在し日々「1500人」という尊い命が奪われているのです。
違法な銃を取り締まることは人の命を守ることにつながりますし、様々な問題提起につながっています。
ヒューマニウムの仕組みは?
違法な銃の犯罪によって世界では役4000億ドル、日本円にして約44兆円という経済損失があるといわれているのです。
この経済損失は非常に大きなもので違法な銃についての問題は世界中で大きな問題となっています。
特に途上国ではこうした銃への問題は経済以外でも深刻なものです。
そこで違法な銃を金属に変えて活かすという仕組みができました。
ヒューマニウムは2016年11月に銃排除プログラムによって回収された銃を利用し初めて誕生したものです。
ヒューマニウムの実例は?
銃を金属にしてヒューマニウムという新種の金属を作り活かす活動はコラボレーションという形で始まっています。
銃排除プログラムによって初めて銃を回収し実際に初めて金属となったのは1tという量です。
世界の有名ブランドや各企業・デザイナーなどがすでにヒューマニウムを使った商品を提案しコラボレーションされ様々な商品として生まれ変わっています。
この取り組みで作られた商品は市販されていないので、コラボレーションに参加するという形で活動に参加することが可能です。
ヒューマニウムのメリットは
まず違法な銃への問題提起ができるという点が挙げられます。
特に日本のように一般の方が身を守るために銃を保有することがない国では、銃犯罪に対して意識が薄く実際に銃の犯罪も世界と比較すればかなり少ない状態です。
違法な銃による金属ができそれが生かされるようになれば、たくさんの違法な銃が世界各地に存在するのだと、銃の問題に触れる機会になるのです。
また違法な銃によって命を落とした遺族や実際に犠牲になった方々への救済として利用されることで、遺族や犠牲者を守る活動にもなります。
違法な銃、また違法ではない銃の所持については世界中で大きな問題となっていますが、そこに一石を投じる活動になることは間違いないでしょう。
ヒューマニウムのデメリットは?
違法な銃を取り締まり金属にするというこの活動によって、個人でも購入できる品があればより一層銃の問題を考えることにつながりますが、現在個人で購入できるのはインゴットのみです。
インゴットは金属を型にはめて固めたもので、何かに利用する商品というわけではありません。
インゴットを購入するにしても日本円で約32万という値段なので果たして利用価値のないものを購入する人がいるのか?という疑問も生まれます。
まだ活動は始まったばかりなのでこの先さらに様々なコラボレーションが始まっていくといわれていますが、どのように利用して銃の問題について提起していくか、様々なことを考える必要がありそうです。