インスタ映えは新たな世界規模トレンド
インスタ映えスポットに集まるのは女子高生などSNSを駆使している年代ばかりではなく、世界各国でインスタ映えするスポットに注目が集まっています。
特に10代から20代の顧客をつかみたいと思う店舗にとってインスタ映えスポットやメニューを作ることはマーケティングに必須となりつつあるのです。
昔の口コミは井戸端会議から広がったものでしたが、近頃の口コミはインターネットによって世界規模で広がります。
インスタ映えする店舗やメニューが話題になったお店は、多くの人が訪れSNSで勝手に「インスタ映え」写真と共に広告してくれるのですから、費用もそれほど掛からない最高のマーケティングになるのです。
実例は日本でも人気のFOREVER21でわかる
世界10か国に460店舗という展開をしているFOREVER21は、10代から30代前半の顧客をターゲットにしているRiley Roseというブランド展開を始めています。
女性用化粧品や日用品にプラスして文房具など現代女性が好きなグッズ販売をすでに2017年からアメリカ国内で始めているのです。
Riley Roseの店内に入るとそこかしこがインスタ映えスポットとなっています。
置かれている商品はインスタグラムなどSNSで話題になっているコスメブランドが中心となっていて、写真やビデオ撮影を自由に行う事ができるというよりも推奨されている店舗です。
店舗内にはインスタ映えする背景と共にセルフ撮影できるスポットまで用意されています。
こうした店舗はアメリカ国内に10店舗存在し、SNSで紹介された商品についてはフォロワーがオンラインで気軽に購入できるようにもなっているのです。
沢山の顧客をつかむため店舗などでインスタ映えを意識することは当然のこととなっています。
インスタ映えを利用したマーケティングのメリット
インスタ映えを狙った店舗づくりをマーケティングに活かす時、一時的に顧客を集客するということばかりではなく、お店の商品をSNSなどで顧客が自動的に広告してくれるというメリットがあります。
各店舗は広告にかなりの費用をかけていると思いますが、ここに費用をかけるのではなくインスタ映えする店舗を作ることで費用対効果が高くなるのです。
新しい商品を大々的に売り出したい時など必要に応じて少しずつインスタ映えスポットや撮影スポットを変えていくことで、継続的に顧客を集める戦略に利用できます。
小規模店舗でもインスタ映えとして有名になり知名度の高い店舗になることができるので、店舗の規模にこだわることなく利用できる戦略といえます。
インスタ映えマーケティングのデメリット
店舗を改装する必要があるので費用が掛かるということがデメリットです。
マーケティングに活かすためにはお店の一部分だけがインスタ映えスポットになるよりも、お店のなにもかもがインスタ映えする方が顧客も集まります。
こうするためには費用がかなり掛かるので、計画的にしっかり費用を考えて行う必要があるのです。
またインスタ映えすると思って作ったのにまったく興味をもたれなかった、つまり今の顧客が何を求めているのかリサーチせずに作ってしまい失敗するということも考えられます。
お店の商品やイメージに対してどのようにインスタ映えスポットを作っていくか、ここがずれるとインスタ映えスポットを利用したマーケティングに失敗することになる、これもデメリットです。