ツイッターを企業のイメージアップなどに活用する

ツイッターなど

ビジネスへの展開

ツイッターがビジネスの世界で活躍しているのは、リアルタイムで消費者に情報を発信することだけではありません。
今やツイッターは、商品の口コミ情報や、評判を集めたサイトのような役割を果たしつつあるのです。

実は日本の企業の間には、最近までツイッターはなかなか浸透しなかったのだそうです。
その理由は、ツイッターが日本に上陸した当初、その内容が「独り言やぼやき、愚痴などをブツブツとインターネット上につぶやくだけのサイト」であると紹介されてしまったことにあります。

このため、企業の多くがツイッターはあまり使えるものではないと思っていたそうです。
しかし、ようやく最近になって、ツイッターはビジネス方面で活かされるようになってきています。

近年、企業が広告宣伝ツールの代わりにツイッターを利用することが多くなってきています。
企業はツイッターを利用して何十万、何百万というフォロワーを集めることで、自社の新製品や新しいサービスをより多くの人に広められることに気づき、積極的にツイッターで情報を発信するようになりました。

宣伝と広告効果

ツイッターで情報を発信していれば、余分な広告費を支払う必要もないという大きなメリットもあります。
ツイッターからの情報は、年間で数十億円もの広告費用に匹敵するともいわれているのです。

このようなツイッターの大きな宣伝効果を最大限に生かすため、米国では企業によるキャンペーンがツイッター上で盛んに行われています。

キャンペーンの中で一番一般的な形が、企業が開設したツイッターアカウントにフォローしてくれたユーザーに、豪華懸賞賞品が当たるという懸賞のキャンペーンです。

こういったタイプのキャンペーンは、今や米国の企業だけでなく、日本の企業でも多く行うようになってきています。

しかし、ツイッターを利用したキャンペーンを企業が行う場合、キャンペーンの本当の目的がツイッターでのフォロワーの獲得や、広告宣伝であることをユーザーに簡単に悟られるようなことにならないよう注意しなくてはなりません。

ツイッターでの効率的な集客の方法は、ネット広告を使った集客の方法とはまったく異なるからです。
ツイッターを上手く活用している企業の例としては、米国のある有名なライターのメーカーがあげられます。
このメーカーでは、なんとフォロワー数を100万人獲得しているということです。

100万人という多数のフォロワーをこの会社が獲得できた背景には、ツイッターサイトでは商品の宣伝を一切行っていないということがあります。

この会社では、CEOがミニブログのような形で自身の近況や会社の今後の経営方針などを語ることによって、多くのフォロワーを獲得しています。

また、社長だけでなく社員全員もツイッターのアカウントを取得しており、業務報告や社内の様子などもツイッターで発信していて、その内容も広く一般公開しているということです。