一味違った空間で差別化している映画館
サブスクで新旧さまざまな映画が家で見られる時代において、映画館には、映画を上映すること以外の価値が求められるようになりました。
4DXやIMAXなど、上映システムの進化などはまさにそれであり、自宅では体験できないような体験を提供するために映画館側も常に進化し続けているのです。
近年では上映システム以外にも、鑑賞スタイルにこだわった映画館が続々と登場しています。
独自のコンセプトで作り上げられたそれらの映画館では、映画の鑑賞を通して非日常を味わうことができるのが魅力です。
ラグジュアリー空間にこだわった「109シネマズプレミアム新宿」
109シネマズプレミアム新宿は、東急歌舞伎町タワー内に入っている映画館です。
109シネマズが運営している新ブランドであり、その音響はかの坂本龍一氏が監修しています。
館内には752席を備えた8つのスクリーン、そのうちの1つには左右の壁にも映像が映し出されるScreenXを導入しています。
このScreenXは新宿エリア初の導入なので、注目を集めています。
このように映画の上映システムも特別仕様ではありますが、109シネマズプレミアム新宿の注目すべきポイントは、まるでホテルのラウンジがごとく美しく洗練された空間づくりにあります。
劇場に入ると、そこにはラグジュアリーな空間が広がり、アルコールを含めた各種ドリンクが飲み放題で提供されます。
それに加えて、味や豆の種類にこだわったポップコーンも食べ放題となっているので驚きです。
スクリーン内の座席ももちろんプレミアム仕様で、リクライニング可能なシートに座ってゆったりとした気持ちで映画を鑑賞することができるようになっています。
優雅に快適に過ごせるバルコニー席「新宿ピカデリーグランドシネマサンシャイン」
新宿ピカデリーグランドシネマサンシャインは、靖国通り沿いに位置する映画館で、10スクリーンを有している都内最大級の映画館です。
館内で最も大きなスクリーンには、コンサート会場で使用されるスピーカーを映画館で初めて導入しており、音響にこだわった映画を見るなら新宿ピカデリーがおすすめです。
そんな新宿ピカデリーグランドシネマサンシャインにて、非日常体験を味わえる目玉として注目されているのが、特別仕様のバルコニー席です。
巨大なスク―リーンの正面に位置するこの席は1人席であるプラチナシートと2人席であるプラチナルームが用意されており、この席を利用すれば専用ラウンジや個室でドリンクやスイーツを楽しむことができるようになっています。
特別な1日にしたいそんな時にこのバルコニー席を利用すれば、まるで貴族になったような気分を味わえるでしょう。