嘘の情報を流す手口を使う
太陽光発電詐欺があります。
太陽光発電の嘘の投資話を持ち掛けて、多額のお金をとるのです。
実は、太陽光発電は一般の人にとってはわからないものなので、嘘の情報を持ちかけられると、信じてしまう場合が多いのでしょう。
たとえば、太陽光パネル設置の費用や電気を売却すると、どのくらい儲かるのかということは、相場などがよくわからないものです。
また、メンテナンスの頻度や発電量や発電効率がどの程度のものかということも、知られていません。
手口は大きく二つに分かれます。
まずは、太陽光発電投資、次に太陽光発電パネル設置工事です。
太陽光発電で困ってしまった事例
では、事例でどのように騙されてしまうのか、ご紹介します。
まずは60代の男性の場合です。
業者から、電気を売ると実質負担金はかからずに儲かるといわれました。
その言葉を信じて、高額な太陽光発電システムを申し込んだのですが、それから半年たっても電気を売ることができずに困っています。
電気を売ると負担金がかからないということですが、売る方法など、具体的なことは何も言っていなかったようです。
販売員の根拠のない儲け話のみで、契約をしないようにしましょう。
次は80代の母親が騙されてしまったという50代女性の話です。
一人暮らしの母が訪問販売で、高額なオール電化工事の契約をしてしまいました。
高額な太陽光パネルなので、解約したいとのことです。
高齢者は判断能力が鈍くなっている場合が多いです。
それにつけ込んで、高額な契約をする悪徳業者がいます。
業者の身元や契約を確認し複数の業者の見積もりをとる
太陽光発電詐欺にあわないために、できることをご紹介します。
まずは業者の身元確認です。
名刺をもらい、会社名や連絡先、氏名をチェックしましょう。
そして、その情報をスマホで検索して調べてみます。
検索してみて、何か怪しいところがあれば、詐欺とわかるでしょう。
また、太陽光発電の工事の相場や発電効率などをよく調べます。
そして、売った場合の儲けなどが、どのくらいなのかも目星をつけておくのです。
こういった事実を把握しておけば、相手の言葉を鵜のみにせずに済みます。
さらに、詐欺師はお金が欲しいのみなので、工事に関してはあまりよくわかっていません。
なので、見積もりの数字をよく確認して、正しいかどうか見極めましょう。
その他に、何人かの業者に見積もりを取ることもよい方法です。
こうすれば、適正な価格がわかり、悪徳業者を見抜けます。
クーリングオフの利用や専門家への相談
もしも、太陽光発電詐欺にあったら、クーリングオフをしましょう。
書面を受け取って8日間が、クーリングオフ期間です。
書面を受け取っていない場合や、クーリングオフを邪魔されたら8日間を過ぎても、クーリングオフができるようになっているのでご安心ください。
また、消費者契約法のもとで、契約を取り消しもできます。
電気を売れば工事費用になる、確実にもうかるなど、嘘の契約をしている場合です
その他、自力では対処できない場合は弁護士などの専門家に相談しましょう。
お金が戻ってくるように助けてくれます。